2.2.3 牛乳温度や仕込み温度を計らない方法 (カスピ海ヨーグルトの作り方)ごんべ 2003.11.1〜
【仕込み温度が計れない場合】
この場合、20分後又は6時間後の箱内の気温を見て仕込み温度が適当だったか知ることが
できます。温度は箱の高さで半分の位置の温度です。
<20分後気温>
仕込み温度により、20分後の気温が変わります。
私の場合、お湯の牛乳パック(41℃)のみ箱に入れた場合、32℃です。
25℃に仕込んだビンを入れた場合は、30℃です。
18℃に仕込んだビンを入れた場合は、27℃です。
この下がり具合を参考しにて加熱温度を調整して下さい。
<6時間後気温>
又25℃で仕込んだ場合は、6時間後は、27℃です。
又18℃で仕込んだ場合は、6時間後は、25℃です。
25℃だったらOKじゃんと思うかもしれませんが、ビンの温度はこれより低く(24℃)6時間かけてゆっくりたどり着いた
温度です。(悪くはないかもしれないが、ベストではない)
【温度計が何もない場合】
加熱時間を変えながら作り、良い状態の加熱時間を見つけます。
牛乳は1晩冷蔵庫で保存したものを使います。(同じ場所に保存すれば、同じ温度)
他の条件は極力同じにします。タネの量も極力同じに。(お湯の温度も変えない(シャワー温度))
最初は2分加熱で作ります。(もし明らかに冷たい場合は、再加熱)
次は2分40秒で作ります。
次は3分20秒で作ります。
繰り返す
40秒は約4℃の差です。(500Wの場合)
もし仕込み低温が低く6時間でも固まらない場合、お湯を交換すれば6時間後には
固まっていると思います。
仕込みが適温なら4時間で固まります。これでホエーができず、いい具合にできればOKです。
仕込み温度が高い場合は、表面にホエーが出てきます。
適温で固まれば、スプーンですくったあとが穴になりほとんど崩れません。
20秒単位で微調整した方が良いかも知れません。
上手くできたら、同じ方法を繰り返せばOKです。
温度の上げすぎに注意! 低い方がマシです。
【30℃を超えると】
仕込温度が30℃を超えるとホエーが多くなります。発酵中が31℃でも出来が違います。
スプーンですくうとスプーンからつるっとすべる感じで後にあまり残りません。
ガラス容器の壁面からも離れやすくなります。
食べると少し水っぽい感じ。
(注)ホエー : 透明な液体。
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